サナスについて
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歴史・沿革

1936 昭和11年
鹿児島県及び宮崎県下で「甘藷澱粉」の製造開始詳細
サナスは昭和11年に日本澱粉工業株式会社として創業しました。
創業当初は鹿児島県の特産である甘藷を原料として年内に7工場(鹿屋、古江、栗野、伊集院、川辺、知覧、小林)を建設し澱粉製造を開始しました。
その後、鹿児島県に次々と澱粉工場を建設していきました。
1938 昭和13年 甘藷澱粉を原料として「水飴・ぶどう糖」の製造開始
1945 昭和20年
工場が戦火で焼失し、昭和21年に原良町1534番地に移転詳細
昭和12年より甘藷を原料とした水あめの製造を始め、鹿児島市築町(現在の名山町)に工場を構えると澱粉飴の製造を始めました。
しかし、昭和20年6月の鹿児島大空襲により工場は甚大な被害を受けることとなります。
戦後に工場の復興に邁進する中、軍管理工場だった工場跡地が地元企業へ譲渡されることとなり、当社は約18000坪の敷地の譲渡を受け、工場を原良町へ移転し工場を復活させることができました。

工場が戦火で焼失し、昭和21年に原良町1534番地に移転工場が戦火で焼失し、昭和21年に原良町1534番地に移転
1948 昭和23年
甘藷澱粉の特性を生かした「春雨」の製造開始詳細
昭和23年から原良工場の一角ではるさめの製造を開始。
製造開始当初は現在のようにマニュアル化、機械化されているものではなく職人の手作りでした。
その後昭和38年に工場を新栄町へ移転、同年に押出式春雨製造技術の開発に成功、それまで九州を中心としていた販売エリアが全国へ拡大し、当時冷凍春雨として生産量日本一を達成するまでに成長しました。
1955 昭和30年 噴霧法による「粉末水飴」の工業化に成功
1959 昭和34年 酵素法による「ぶどう糖」の製造開始
1969 昭和44年 「ぶどう糖果糖液糖」製造開始
1972 昭和47年
本社・糖化工場を鹿児島県臨海工業地に移転詳細
昭和40年代、創業時より製造していた甘藷澱粉の生産減少、ぶどう糖の販売減少、昭和36年から乗り出していた屋久島での製糖事業の苦戦等により会社の経営状況は危機的状況に陥っていました。
しかし、その中で本社工場を原良町から鹿児島市臨海工業地帯二号用地(現在の南栄)へ移転。
移転は、海陸輸送の便、工場環境を考慮したものでしたが、経営環境が厳しい中での再建を賭けた事業でした。
工場建設は旧工場を操業しながら既存の設備を最大限に利用しながら進められ、およそ2年の建設期間を経て現在の南栄工場が稼働したのです。
鹿児島特産の干し大根を生かした「漬物」の製造開始詳細
昭和47年、甘藷澱粉を製造していた頴娃工場のあった頴娃地区、知覧地区では干し大根の生産を奨励していたことや、工場からほど近い山川地区では古くから干し大根を使用して作られる山川漬けが名産であったこともあり、頴娃で稼働していた澱粉工場を新たに漬物工場に業態転換し製造を始めました。
昭和58年に発売した「きりっこ」は当時は珍しくたくあんを薄くスライスした商品であり、パリパリとした特有の食感が好評となり現在も続くロングセラー商品の一つとなっています。
1970 昭和47年 鹿児島特産の干し大根を生かした「漬物」の製造開始
1975 昭和50年 連続異性化法による「ぶどう糖果糖液糖」の製造開始
1978 昭和53年 「医薬用マルトース」の製造開始
1979 昭和54年 「葛きり」の製造開始
1980 昭和55年 果糖分離技術の開発に成功 「果糖ぶどう糖液糖」の製造開始
1982 昭和57年
コーンスターチ工場竣工 コーンインダストリーへ進出詳細
事業開始当時から甘藷澱粉を中心として糖化事業を展開していましたが、国内産澱粉の減少の代わりにコーンスターチが国内の澱粉を占めるようになっていました。
当社では昭和57年に南栄の本社工場近くにコーンスターチ工場を落成しコーンインダストリーへ進出しました。
1982 昭和57年 ーンスターチ工場竣工 コーンインダストリーへ進出
1986 昭和61年
創業50周年、TPM(Total Productive Management)活動キックオフ詳細
創業50周年を機にTPM活動(Total Productive Maintenance)を導入しました。活動開始当時のTPM活動は業務の効率化や工場のオートメーション化、人の育成を進めることを主に活動を開始しており、活動開始当初から導入している改善提案制度は現在も続いています。
1986 昭和61年 創業50周年、TPM(Total Productive Management)活動キックオフ
1987 昭和62年 自家用発電設備完成
1988 昭和63年 「ドライコーンスターチ」の製造開始
1989 平成元年 PM優秀事業場賞を受賞
1990 平成2年 「ニチデン漬物の里」オープン
1991 平成3年 「含水結晶ぶどう糖」の製造開始
1992 平成4年 谷山港工場 ( 現:食品第一工場 ) 操業開始
1993 平成5年 「加工デンプン」の製造開始
1998 平成10年 医薬品製造業の許可(医薬品GMP)を取得
1999 平成11年 コーポレートブランドを「寳星」から「サナス」に変更
2000 平成12年 ISO9001認証取得(本社工場、鹿児島第二工場)
2001 平成13年
『白眉実践塾』の創設 (技能伝承・モノづくりを学ぶための社内学校)
TPM21活動キックオフ
詳細
年々厳しさを増す経営環境の中、コスト競争力の強化が急務となっていました。
そこで、「会社は人である」「変革と創造」の経営方針のもと、社員全員による改善活動が必要であるという考えから、平成13年にTPM21(Total Productive Management)活動をキックオフしました。
また、課題・問題を解決するためには4M (Man:人) (Machine:機械) (Material:材料) (Method:方法) に関連する知識が必要であると考え、社内学校「白眉実践塾」を開講しています。
白眉実践塾では「生産に関わる社員全員の設備に関する知識・技能を高めること」「やればできるという達成感を味わい、技能を設備改善や工程改善に繋げること」を狙いとしています。
2001 平成13年 『白眉実践塾』の創設 (技能伝承・モノづくりを学ぶための社内学校)TPM21活動キックオフ
2003 平成15年 本社工場配送センター竣工(出荷・物流ヤード)
2004 平成16年 福岡支店並びに福岡配送センター竣工
2006 平成18年 ISO9001認証取得(全社拡大)※2021年認証返上
2007 平成19年 鹿児島市「グリーンオフィスかごしま(環境管理事業所)」認定取得
新規糖質としてアンヒドロースの製造・販売を開始詳細
平成8年に食品用加工澱粉を中心とした販売を目的として機能素材事業を開始しました。
事業開始当初は食品用加工澱粉の仕入れ販売を中心としていましたが、当社で独自開発した、機能性糖質アンヒドロフルクトースアンヒドロースの製造販売や甘藷澱粉、増粘多糖類、増粘多糖類を利用した嚥下補助食品など品揃えを幅広く増やしています。
また、平成24年には加工澱粉の製造販売事業を展開している朝日化学工業㈱とタイアサヒ有限公司をサナスグループとし、新たにα化澱粉、油脂加工澱粉も商品群に加えています。
2007 平成19年 鹿児島市「環境管理事業所」認定取得 新規糖質としてアンヒドロースの製造・販売を開始
2009 平成21年 食品産業優良企業等表彰「農林水産大臣賞」受賞
「かごしま産業技術賞特別賞」受賞
2010 平成22年 BPM(Business Process Management)活動キックオフ
2012 平成24年 朝日化学工業株式会社及びタイアサヒ有限公司を子会社化
FSSC22000認証取得(果糖ぶどう糖液糖・高果糖液糖<バルクローリー製品>)
2013 平成25年 平成25年度「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰(技能検定関係優良事業所)」を受賞
2014 平成26年 FSSC22000認証取得(本社工場・鹿児島第二工場・谷山港工場・福岡配送センター)
ハラール認証取得(本社工場・鹿児島第二工場)
2016 平成28年 創業80周年 本社新社屋竣工
2017 平成29年
社名を「日本澱粉工業株式会社」から「株式会社サナス」へ変更詳細
自社商品及び「日本澱粉工業株式会社」という会社のイメージアップを図り、販売ネットの構築・強化に取り組む地盤を作るため、平成11年にこれまで使用していた「寳星」に代わり新ブランド「サナス」が誕生しました。
自然と健康とゆたかな未来がテーマとなっており、[SUN=太陽]と[US=私たち]の深い結びつきという意味も含んでいます。
そして、平成29年4月よりブランドであった「サナス」を社名としました。社名の変更はブランド立ち上げ当時からの思いと積極的な事業展開を図りたいという思いから変更に至りました。
これからもサナスは日本澱粉工業からの歴史を受け継ぎ時代のニーズに応え続ける企業を目指していきます。
2018 平成30年
コーシャ認証取得(本社工場・鹿児島第二工場)
2020 令和2年
「改善と革新」を行動指針として掲げる
2021 令和3年
SDGs活動キックオフ
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